2002年11月15日(金)、仙台市ジェンダーフリー推進協議会から『「男女平等のまち・仙台」をめざす条例(仮称)』の提言がなされました。仙台の実情を踏まえ、多くの市民の意見が反映された、手作りの条例案です。
仙台市はこれを受けて、2003年2月の議会にむけて条例文を作成します。
私たちは、2002年11月29日(金)、協議会委員を講師にむかえ、提言内容の学習会を開催しました。こうした条例は、男女共同参画社会基本法成立以降、地域での男女共同参画の推進のために、各自治体で積極的に取り組まれているもので、仙台にもぜひ、今回提案の内容を反映した条例ができるようにと、参加者が確認しあいました。
しかし一方で、男女共同参画に対する逆風が全国的に吹きはじめ、地域での条例作りに反対、あるいは、これまで前進してきた歩みと反対の内容を条例に盛り込むような動きを懸念する指摘も参加者から出されました。
そこで、これまで市民が取り組んできた男女共同参画の歩みを一層発展させるような条例ができるようその制定まで、しっかりと市民が関心を寄せ、必要なときには連携ができるネットワークをつくることが提案、了承されました。
仙台市議会では昨年9月、12月の議会で、この提言を牽制する質問が出されるなど、条例が成立するかは、ひとえに条例制定を願う市民一人ひとりの想いと力にかかっているといっても過言ではありません。市民ネットワークは、すでに多くの方の賛同を得て、都度、議会でのやりとりやマスコミ報道、市民からの声などをお届けしていますが、制定まではまだ予断をゆるさない状況が続いています。今後は、市民の声を議会や行政に届けることも必要になると思われます。
どうか、主旨をご理解の上、一人でも多くの市民の方や団体・グループがご賛同くださるようお願いいたします。 ※2003年3月16日まとめの会をもちまして、賛同募集を締め切りました。
代表 長池 博子
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