長池代表からのメッセージ

皆様ご苦労様でございます。
 さて、いま、男女共同参画条例のことが、議会で議論白熱と新聞にも載っていました。男女共同参画の主旨に反対する人は今やいないと思っていますが、その趣旨を十分理解しないで、誤解・曲解した議論が多いように思います。特にカタカナ言葉は一人一人の共通理解を確認しないまま、すれ違いの議論がされたりする場合もあります。
 仙台市は、政令指定都市として「男女共同参画基本法」の本来の趣旨を生かしたジェンダーフリー推進協議会の提言に沿った条例にしたいのが市民ネットの願いですが、市議会の情勢を読みますと、今回提出された条例は、某市議が言っているように「ゴールではなくスタートに立つ条例」と考えては如何でしょうか?
 東北大の辻村教授が2月5日の河北新報朝刊の論壇で「日本の社会が構造的な性別役割分業社会であることからすれば、一時的は反動も必然的なものと言えるかもしれないが、男女共同参画の流れを逆戻りさせることは許されない」と述べられておりますが、まさに同感です。
 今回の条例に対する反対がないとのことなので、条例が通った暁には、本来の「男女平等のまち・仙台」を築き上げるための施策実施を働きかけようではありませんか。
                                        (2003年2月23日)


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